噛み合わせ・顎関節症

噛み合わせ・顎関節症

顎関節症は複数の原因が重なっているケースがあり、ひとくくりにすることは難しいと言われています。原因も治療も、人によって異なります。同じ症状があっても、ある人には有効な治療が、別の人には症状を悪化させることもあります。まずはその人の原因を見つけ、それに合った治療を考えることです。
当院では、デジタルORTHOP ANTOMOGRAPH OP100にて顎関節症の診断ができます。さらに、むし歯・歯周病などを総覧的に診断する事ができるオルソバントモ撮影、矯正治療の診断に必要なセファロム撮影が可能です。

顎関節症とは?

顎関節症は、顎関節周辺の何らかの異常「顎が痛い」「顎が鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状で、慢性的な疾患です。

顎が痛む
口の開け閉め、食べ物を噛むときなど顎を動かした時に痛むのが特徴です。
口が大きく開けられない(開口障害)
正常な人に比べ指が縦に2本もしくはそれ以下しか入らない場合。顎を動かすと痛むので無意識に動きを抑えてしまっている場合があります。
顎を動かすと音がする(関節雑音)
顎を動かしたときに耳の前辺りで「カクカク」「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった音がします。
噛み合わせに違和感がある
顎の関節や筋肉に問題があると、顎の動きに変化が生じて噛み合わせが変わることがあります。
口を完全に閉じることができない
顎の関節内の構造の異常のため上下の歯列の間に隙間ができて、口が完全に閉じられなくなる場合があります。

顎関節症の原因

顎関節症の原因は噛み合わせの異常にあると言われていましたが、現在では、さまざまな原因が積み重なって、ある耐久限界を超えた時に発症するといわれています。

ブラキシズム
「くいしばし」「歯ぎしり」「歯をカチカチならす」などをブラキシズムといい筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけダメージを与えるもので最も大きな原因と言われています。仕事や家庭、人間関係などのストレスや精神的な緊張は、筋肉をこわばらせさせ、くいしばりを起こしたり、夜間の歯ぎしりの原因にもつながります。
片咀嚼
左右どちらかの一方で噛む癖を片咀嚼といい、片側だけに多くの負担をかけることになります。
顎や筋肉に負担をかける癖や習慣
うつ伏せ寝、頬杖をつく癖、猫背の姿勢などがあります。
悪い噛み合わせ
むし歯や歯周病、合わなくなった被せ物を治療しないで放置しておいたり入れ歯を入れずに放っておくと、噛み合わせが悪くなります。

噛むことの大切さ

健康な顎(あご)とは『噛み合わせて異和感がなく、何でもおいしく食べることができる』と定義することができます。
健康な顎に整った歯並びは、よく噛むことができるばかりではなく、正しく美しい発音をすることができ、また美しく整った顔立ちをつくることにも役立っています。健康に働く顎は整った歯並びとともに、楽しく豊かな人生をおくるために欠かすことができないと言えます。

現代人はアゴが小さい?

現代は軟食時代といわれ、しっかり顎を使って噛む機会が少なくなりました。 伝統的な日本食に比べ、ハンバーグやスパゲッティといった現代人の好む食事は噛む回数も減少し、顎が運動不足になり筋肉が衰えてきてしまっているのです。
そのため顎関節(顎の関節)の動きをしっかり支えることができず、顎関節症を発症しやすい原因を作ってしまうのです。

顎関節の動きはユニーク

顎関節は、左右2つの関節が同時に動くという点が他の関節とは異なります。さらに、口を開けると顎関節の下顎頭が回転しながら前下方へ移動します。この点が、手や足の関節と違い特殊な動きになります。

顎関節の動き

顎関節症の治療

認知行動療法
プラキシズムをはじめとする顎関節症の原因となる悪習慣を自覚しながら取り除くように改善する。
運動療法
開口や顎を動かす訓練をして口がよく開くようにする。
スプリント療法
スプリントという歯列を覆う装具を装着することで顎関節や筋肉への負担を軽減する。
薬物療法
痛みが強い場合に薬で炎症を鎮めたり筋肉が痛みで固まっている場合に筋弛緩剤を用いたりする。
外科療法
その他の治療で症状が改善されない場合には、外科療法が行われる場合もある。

大切なのはセルフケア!

日常生活でこんなことに気をつけよう
  • 上下の歯を接触させないように気をつける
  • 長時間同じ姿勢をとらないで、ときどきストレッチ運動を
  • 冷房のききすぎで体を冷やさないように注意
  • 寒い日の外出は、あごの関節や筋肉を冷やさないように注意
  • 両側の奥歯を使って食べる
  • かたい食品は食べない
  • 歯をくいしばるスポーツは避ける
  • 寒いなかでおこなうスポーツは避ける
  • うつ伏せで寝ない
  • 頬杖をつく癖をやめる
  • 管楽器の練習、演奏はしばらく控える
  • 合唱、演劇の発声練習やカラオケもしばらく控える

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